【緑ヶ丘霊園:その1】
■所在地:神奈川県川崎市高津区 ■取材日:2002年5月17日 ■公開日:2002年某日
■平成15年度、初の探索レポートは、この「緑ヶ丘霊園」となります。
気が付けば、かなり以前に探索したものなのですが、当時の事を思い出しつつ書いていきたいと思います。
■最近でこそ、さほど噂は聴か聞かなくなりましたが、私が若かりし頃は、比較的頻繁に噂話が聞かれるスポットでした。
当時私の耳に入ってきた情報を、私が記憶する限りで記載しますと、
・この霊園内の一画に存在する池(沼?)で幼き子供が若くして亡くなられた
・その子供の為の慰霊塔「■■■ちゃん像」が建てられていたが、現存しない
・その像が、夜な夜な霊園内を徘徊する(!?)
・その子供の霊が、この霊園内を夜な夜な歩き回る
といったものでした。
もう10年以上昔の記憶なので、情報の食い違いもあるかと思いますが、「池(沼)」、「子供の霊」、「子供の像」が、キーワードとなっていると思われ、おそらくこれらは、現在で聞かれる情報と同じだと思います。
また、10年前の私は…若かったのでしょうね。
上に書いた情報を聞き、自宅からそう遠くない事も手伝ってか、友人達と深夜に“現地入り”したのが懐かしい思い出です。
なお、その時の出来事は当サイトの「恐怖体験談」にて公開しておりますので、体験談好きな方や、私達の身に起きた出来事のご興味のある方は、ご覧になってくださいませ。
因みに“子供の霊”とは全く掛け離れた内容となっております。
ちなみにこの体験談ですが、サイト運営の初期に書いた文章なので、余りにもヘタクソな書き方となっております。
それが以前より気になってしょうがなく、去年の夏にイチから書き直し、当サイト発行のメルマガにて公開しました。
このリニューアル版も、近々サイトに公開すると思いますので公開した際には覗いて下さると嬉しいです。
■方々に存在する入り口の1つですね。
ここから続く道には、桜の木が連なっており、現地は桜の名所としても名高い…と思います。
■本来なら、さっそく現地の雰囲気や私が感じた事を文章にすべきなのですが、志向を変えて、この霊園を公開するまでの心境を書こうと思います。
今回取り扱うものが、“霊園”という場所であり、人間として生きていく上で様々な部分で密接に絡んでいる場所だと思います。
天へ召された方々の、最終的な安住の地であり祖先が眠る場所であり、その祖先を懐かしみ様々な思いを馳せる場所だと思います。
「そのような場所を、果たして公開して良いのか?」
こういった疑問は、正直最後まで私の脳裏に付きまとっていました。
現世を生きる我々からすれば、大先輩がお眠りになる場所を、軽々しく語って、はたして良いのだろうか。
そう考えると、「それは止めておくべき」と思わざるを得ませんでした。
その一方で、
「噂の聞かれる場所を紹介する為に作ったサイトが路地裏じゃなかったっけ?」
なんて考えも、これまた正直なところありました。
これはウチに限らず、同じような題材を扱うサイトであれば同じ事を考えるであろうと思います。
心霊スポットを紹介するサイトが、それを紹介しなくなったとしたら…それは心霊スポットを紹介するサイトではなくなるワケですし。
そんな双方の思いの“狭間”にあった私なのですが、数ヶ月のあいだ考えた挙句“公開”を選んだのですが、そうなった理由には、探索レポートを書く上での、それなりの考え(方針と言うべきか)を持っていたからなのですが…それまで書いてしまうと、非常に長い文章となってしまうので、今回はご遠慮させていただきます。
機会があれば、「ためにならない心霊雑学」にでも書こうと思います。
また最後に、公開にあたりさんざん悩んだ“霊園”ですから、公開の“仕方”も、私なりに気を使っていきたいと思います。
墓石の拡大写真はご法度とすることは勿論のこと、場所を思いっきり限定させてしまうような手法は出来るだけ避けての公開にするよう心掛けたいと思っております。
それにあたり、写真の順番は、時折あえて辻褄が合わないように並べております。
また、墓石は「遠目に眺める」程度の写真か、もしくはそれなりの修整を施した上で公開していく予定です。
その事を踏まえた上で、今回ご紹介する「緑ヶ丘霊園」のレポートを、ご覧になっていただければ幸いです。
■と言う事で、前置きが非常に長くなってしまいましたが、以下より現地で撮影した写真の紹介となります。
巡霊者:心霊スポット取材記:神奈川県【緑ヶ丘霊園:その1】現地写真
■進んでも進んでも続く桜並木です。
この霊園には、約600本もの桜の木が植えられているそうです。春にもなれば、正に壮観なんでしょうね?
と言っている間に、墓石軍が見えてきました。
■その墓石軍は遠目に撮影しつつ、広大な霊園内をとりあえず進んでみます。
行けども行けども目に付くのは“桜”です。
■高台にて霊園を撮影。
“遠目に撮影”とは正にこの事!
■人生の先輩方が眠る霊園を眺めつつ、
「絶景かな」
などと言ってしまうのも大変失礼な事だとは思うのですが、ここから眺めた霊園とその周辺の景色は確かに見事であったと記憶しています。
これで天候がよければもっと…。
■場所を移して、霊園の西側(だったと思う)の噴水に到着。人影は見られませんでしたが、時折ハトの姿が見られました。
■今回はここまでにしておきましょう。
次回も、写真をランダムに使いつつ、現地の雰囲気や、その他もろもろ、私の思ったことを書いていこうと思います。
■その2へつづく…