心霊スポット:畑トンネル 【畑トンネル:その1】
■所在地:埼玉県飯能市 ■取材日:2001年4月21日 ■公開日:2001年5月某日


■ここに初回する「畑トンネル」を取材したのは、思えば10年以上前、2001年の頃であった。路地裏の情報も少なく、何とか量を増やさねばと常に考えていた頃に、某サイトマスターと合同で取材した現場の1つである。個人的に合同で取材を行った経験は非常に少ないので、色々な意味で印象深い取材現場の1つでもある。

 その頃に書いたものは今も路地裏に掲載しているのだが、さすがに初期に作ったレポートなので恥ずかしいまでに初々しいモノとなってしまっている。なので、ここ巡霊者へ移植する際に、思い切って全てを変えてしまおうと考え、こうして新たにテキスト・エディタにて打ち込み始めた次第である。

■なお以前のレポートは、恥ずかしいのは山々なのだが、そのまま路地裏に残してある事は、ここに明記しておく。が、非常に恥ずかしいので見て欲しくないと思う部分も多々あるので、ここからのリンクは控えておく。

 そんな経緯により、以下より2014年に新たに書き直したものを紹介していく。なお写真は当時のままだ。即ち、2001年の頃の姿なのである。

心霊スポット:畑トンネル

■畑トンネルの入口付近より望む山々の図。
写真奥に見えるフェンス沿いを進めば、畑トンネルが現れてきます。


■この畑トンネルに訪れたのは、ようやく春を迎えた4月の後半であった。当初の目的地である「吹上隧道」の取材を終え、余った時間で行ける心霊スポットを探しだし、そこで向かったのが「畑トンネル」なのであった。今でこそ事前に取材地を調べ、また複数の心霊スポットをリストアップし、その上で取材するのだが、この頃はそんなスタイルも確立されておらず、今になって思えば実に悠長な取材であったと改めて思うばかりである…。
 そんな“のんびり”な畑トンネル取材であったのだが、写真を見れば大よそ分かるだろうが、当時の空模様は曇り空であり、なおかつ肌寒かったのを覚えている。そんな天候だから、基本的に足元が良いはずはなく、畑トンネルの様な現役を退いたトンネルであれば、その悪条件はより顕著に出てくるものだ。実際に現地の足元は「べちゃべちゃ」で何となく気持ち悪い。その上、随所に落ち葉が降り積もっていて、水分を含んだそれを踏む感触が、嫌な気分に拍車を掛ける様であった。

 優れない空模様に不快に感じる足元。そんな悪条件のなかで見た畑トンネルは、やはり不気味に感じてしまった。それはやはり霊的云々ではなく、天候その他周囲の条件がそうさせたのが要因の大半であるのは言うまでもない。

 しかしそれ以外にも、当然そう感じさせる要因はある。取材当時は既にこのトンネルは廃道と化しており、バリケードで封鎖されていてたので車での通行は不可能であった。そんな生活から離れていく過程であったトンネル特有の雰囲気を、トンネルの手前から感じさせていた。あの当時ですらそんな感じなのだから、10年以上経過した現在では、その加減も顕著なのだろう。

 そんな雰囲気を醸し出す畑トンネルを前に、内部潜入を躊躇ったのかどかといえば、実のところそうでもなかったようだ。過去の文章を読み返してみると「サクサク」といった表現を用いて内部に入っていった様な事が書かれてており、また確かにそんな記憶も残っている。当日は日中の取材であり、何より2人での取材なので、通常に比べ不安感は半減といった感じであった。また何かトラブルが起きたとして、複数での取材ならば対処の仕方も1人の時よりは選択肢も多い。そんな状況下が大いに手伝って「サクサク」であったのだろう。

巡霊者:心霊スポット取材記:埼玉県【畑トンネル:その1】現地写真

心霊スポット:畑トンネル

■畑トンネルに向かう道中には、この様な歴史を記載した看板が建っていました。
明治43年3月に開通した歴史あるトンネルであり、地域発展の為に無くてはならない存在であった様だ。
それに対するお礼の言葉も記されています。

心霊スポット:畑トンネル

■このカーブを曲がれば、畑トンネルは姿を現すハズ。

…興奮の為か画像がブレてます(汗)

心霊スポット:畑トンネル

■そしていよいよその姿を現した。
その歴史の長さのワリには、意外と損傷の少ない印象であります。

心霊スポット:畑トンネル

■トンネルの向こうが見えます。
然程長くもないトンネルであります。
トンネルでの定番と言えば定番なのですが、外壁のシミが不気味。

心霊スポット:畑トンネル

■トンネル上部から降りた蔦の葉や、周囲に生えた苔などが不気味さの演出に一役買っております。
さあ、いよいよ中へ入ろう!

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